タニガワカゲロウ類(タニガワカゲロウ科)
『タニガワカゲロウ類』は、平たくて黒っぽい幼虫です。
九州には、シロタニガワカゲロウ・オニヒメタニガワカゲロウ・トラタニガワカゲロウ(マダラタニガワカゲロウ)・キブネタニガワカゲロウ・クロタニガワカゲロウなどの種がいるそうです。
尾は3本。
腹部の木の葉状のエラの根元には、フサ毛状のエラがあります。
子飼橋周辺に多くいる『シロタニガワカゲロウ』は、頭部の前のふちに白点が4個並んでいるのがルーペで見ると分かります。
全国的に生息数の多い普通の種です。
穏やかな流れを好み、平瀬の緩やかな流れや、岸よりの止まった流れの石の側面などをはいまわって、付着藻類を食べます。
クロタニガワカゲロウやオニヒメタニガワカゲロウ・トラタニガワカゲロウ・キブネタニガワカゲロウは、河川上流域の流れが速い場所にいるそうです。
水中で羽化して、亜成虫となるそうです。亜成虫は尾が2本になるそうです。
(羽化したシロタニガワカゲロウ:白川わくわくランドにて)
※亜成虫…幼虫から成虫になる前の中間的な段階をいう。成虫に近く、羽はあるが飛翔力は弱い。もう一度脱皮したのち、成虫になる(デジタル大辞泉より)
【指標生物による水質判定】:指標種外(Ⅰ・Ⅱ両方でみられる水生生物)(環境省) ・ Ⅱ 親しめる水環境(熊本県)
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